原木から家が建られるま

山に苗木を植えてから、長い歳月と多くの人達の手を通って、家は完成します。

    木を切る人、製材する人、木を組む人・・・・・  ふるさとの山の木は人の手により少しずつ形を変えながら住まいになります。
  それは、山から町へ、上流から下流へ、森で育まれた命をリレーしていくことです。最終走者は、そこに住まう人。
   親から子へ、子から孫へ、永く住み継ぎながら、木を愛おしむ人になりたい。


.植林 2.枝打ち 3.伐採
苗床で育った2〜3年生の苗木
を約1.5mおきに1本の割合で、
3月〜4月に植えます。
節のないよい木を育てるために、枯れ木などを切りおとします。
(時期は9月〜2月がよい)
成長した木は、チェーンソーや林業機械を使って切り倒し、用途にあわせて様々な長さに切られます。


4.出材 5.原木市 6.製材、乾燥
伐採された木は,ヘリコプターや架線で山から出され、トラックで原木市場へ運ばれます。 山から運ばれた木(原木)は
原木市場に並べられ、入札又は、競りによって製材業者に売られます。
原木市場で買われたスギ・ヒノキ
などの原木は、用途にあわせて柱ゃ板に製材されます。又、水分を含んでいて、曲がりやねじれが発生するので機械による人工乾燥させます。


7.集成材工場 8.木材製品 9.出荷
製材した板をいくつかにつなぎ
はり合わせたり曲げたりして、
集成材ができあがります。
柱、鴨居、敷居、長押、天井板、床板、廻橡などがあります。 製材、集成材工場でできた製品は、
全国各地の木材問屋、製材市場、
工務店などへ出荷されます。


10.すみ付け・
   刻み
11.棟あげ 12.住宅完成
大工さんが家を建てるために、
木材に線をかき(すみ付け)、
加工します。(刻み)
加工された柱や梁などは、家と
して丈夫な骨組みに組立てられ
ます。
山で育てられ、伐採された木が、住宅
として生まれかわります。

           ふ る さ と の 山 の 木 を 使 お う

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